はじめに:治療期間の不安を抱えるあなたへ
「マウスピース矯正ってどのくらいの期間がかかるの?」「ワイヤー矯正より長い?短い?」
矯正を検討している30代〜50代の方にとって、治療にかかる期間は大きな関心事のひとつです。
この記事では、マウスピース矯正の平均治療期間や症例ごとの違い、治療期間を短縮するためのコツを詳しく解説します。
【1】マウスピース矯正の平均的な治療期間とは?
治療期間の目安は6ヶ月〜24ヶ月長い場合は3年も…
一般的な分類と期間
- 軽度な症例(前歯のがたつきなど):約6〜9ヶ月
- 中等度の症例(上下の歯列不正):約12〜18ヶ月
- 全体的な矯正が必要な症例:18〜24ヶ月以上
このように、マウスピース矯正はケースによって期間に大きく差があります。特に「どこまで治すか」によって大きく変わるため、目標設定が非常に重要です。
【2】ワイヤー矯正と比較して期間はどう?
症例によって差はあるが、ほぼ同等
マウスピース矯正の特長
- 治療計画がすべてデジタル管理されており、予測に基づいたスムーズな歯の移動が可能
- ワイヤー矯正に比べて装置の違和感が少ないため、計画通りに装着できれば期間の差はあまりない
- 装着時間を守れないと予定より治療が延びる可能性が高い
ワイヤー矯正が有利なケースも
ワイヤー矯正の方が早く終わることが多い症例例
- 重度の歯列不正や抜歯が必要なケース
- 急速な歯の移動が求められる場合
- 患者さんの自己管理が難しい場合(ワイヤーは固定式)
【3】マウスピース矯正の治療期間が短く済む症例とは?
軽度の症例が短期間で終わる傾向に
比較的短期間で完了する例
- 前歯の軽いがたつき
- すきっ歯(軽度の空隙歯列)
- 矯正後の「後戻り」の修正
- 奥歯の移動を伴わない部分矯正
これらは6〜9ヶ月程度で終わることも多い症例となります。
診断が鍵
ただし、短期間で終わらせるには、正確な診断と現実的なゴール設定が大切です。理想を追いすぎて複雑化すれば、その分治療期間も延びます。また、とにかく短い期間で治療を終えたいからと言って、見た目だけにこだわることはあまりおすすめしていません。矯正をした結果、奥歯や前歯が噛まない等と言った嚙み合わせがないがしろにされてしまうケースも増えています。見た目も大切ですが、嚙み合わせまで考慮して矯正をしていたければと思います。
【4】治療期間が長くなるケースとは?
複雑な症例は時間がかかる
長期化しやすい例
- 上下の歯列全体の矯正が必要な場合
- 抜歯を伴う矯正
- 奥歯の噛み合わせの調整が必要なケース
- 顎のズレや骨格のバランス調整を伴う場合
これらは18〜24ヶ月以上かかることもあり、長いと3年を超える症例もあります。また、治療完了後も長期間の保定が必要となります。
【5】治療期間を短くするコツ
マウスピース矯正は患者さんの協力がとても重要!
期間短縮のためのポイント
- 毎日20〜22時間以上しっかり装着する
- マウスピースを無くさない・破損させない
- 医師の指示に従ってタイミング通りに交換する
- 定期通院を欠かさない(1〜2ヶ月に1回)
患者さんの協力が高いほど、治療はスムーズに進みます。特に装着時間はしっかりと守りましょう。予定通り矯正治療が進まない多くが、装着時間が足りなかった場合です。基本的には食事や歯磨きの時間以外はマウスピースの装着が必要になります。
まとめ:治療期間を正しく知ることが安心の第一歩
マウスピース矯正の治療期間は、症例や患者さんの努力によって変動します。
マウスピース矯正に興味がある方は、まずは大山歯科医院の無料相談で自分の治療期間の目安を知ることから始めてみませんか?お気軽に無料相談にお越しくださいね。
