「歯の矯正って、子供のうちにやらないとだめなんですよね?」
と患者様からときどき聞かれます。
みなさんも、大人の歯科矯正に意味はあるのか、気になったことはありませんか?
歯列矯正治療は、大人になってからでも健康の維持・向上に大きな効果を発揮するものです。
当院では、大人の矯正治療の相談や症例も数多くあります。
そこで今回は、大人が歯列矯正治療を受ける前に確認しておきたい
代表的なポイントを3つご紹介します。
歯列矯正治療を検討される際にはぜひ参考になさってみてください。
1:自分の歯並びを知ろう
自分の歯並びに問題があるかどうかを診断してみましょう。
凸凹していないか、歯と歯の間が開いていないか、
口を広げたり閉めたりしたときに違和感がないかといった点を、
上下、左右、前後などあらゆる角度から確認して、気になる箇所について把握しましょう。
2:矯正治療の知識を持つ
現代の歯列矯正治療にはさまざまな選択肢があります。
例えば、装置とワイヤーを使って歯を正しい位置に動かすブラケット矯正や、
透明なマウスピースを使った治療などです。
また、必要に応じて抜歯をする場合もあります。
それぞれの治療法の特徴や利点、制約、あわせて矯正治療のプロセスや
期間についても知っておくことが大切です。
3:優先順位を考える
見た目を改善したいという場合でも、健康上の問題や
噛み合わせの異常などの機能を改善したいという場合でも、
歯列矯正治療を受けるタイミングで迷うことはあるかと思います。
進学、留学、就職、転職、転勤、結婚、出産、育児などの
ライフイベントと両立できるのかどうか、時間や費用、
生活への影響はどれくらいなのかなど、
まずは歯科医と相談しながら優先順位を考えてみましょう。
口の中だけでなく、全身にも精神面にも影響を及ぼす歯並び。
だからこそ、大人になってからでも歯並びを整えることには大きな意味があります。
まずは自分の歯並びを知り、矯正治療についての知識を持ち、
日常生活における治療の優先順位を具体的に考えてみましょう。
歯並びや歯科矯正について何か少しでも気になることがあったら気軽に相談してください。
心身ともに健やかで、笑顔であり続けるために、今こそ歯列矯正治療を検討しませんか?