はじめに:装着し忘れてしまった…そんなときはどうする?
マウスピース矯正は見た目が目立たず、日常生活にも支障が少ないことから、30代〜50代の大人世代に人気の矯正方法です。
しかし、毎日長時間装着する必要があるため、「つい装着し忘れた」「外出先に忘れてしまった」などのトラブルもつきもの。
この記事では、装着を忘れたときの対処法や、正しい装着時間・交換スケジュールの考え方について、わかりやすく解説します。
【1】マウスピース矯正の基本:装着時間と交換サイクル
マウスピースの1日の装着時間は?
基本ルールは「20〜22時間/日」
マウスピース矯正(インビザラインやシュアスマイルなど)では、1日20時間以上の装着が基本とされています。食事や歯磨きの時間を除き、基本的には常に装着していることが理想です。
- 装着時間が足りないと、歯が予定通りに動かない
- 無理な力がかかるとマウスピースが合わなくなる
- 治療全体が遅れたり、計画の修正が必要になることも
交換頻度はどれくらい?
自己判断ではNG!歯科医師の指示に従うこと
一般的なマウスピース矯正では、1〜2週間ごとに新しいマウスピースへ交換します。ただし、これは指定された装着時間を守っていることが前提です。
- 装着時間が足りない日は「カウントしない」
- 勝手に交換してしまうと歯の移動が不安定になる
- 交換タイミングは必ず歯科医師の確認を受けましょう
【2】マウスピースの装着を忘れたときの対処法
数時間〜半日忘れた場合
軽度の装着忘れはすぐにリカバリー
- 思い出したらすぐに装着し、残りの時間は外さないように意識しましょう。
- その日中に装着時間が20時間に届かない場合は、翌日からも装着を延長。
- 交換日は1日延ばして調整するのが理想です。
1日以上装着を忘れた場合
マウスピースがきつくなる可能性も…
- 再装着時にマウスピースが浮いてしまう・はまりづらいことがあります。
- 痛みやフィット不良があれば「1つ前のマウスピースに戻る」のが基本対応。
- 不安があればすぐに歯科医院に連絡を。
旅行や出張で複数日装着できなかった場合
ケース別対策
- 外泊時は予備のマウスピースも持参する
- 装着できなかった日数分、治療計画を見直す必要あり
- 歯科医院でのチェック後、再スキャン・再設計になる場合も
【3】装着忘れを防ぐための工夫
日常生活でできる予防策
習慣化と仕組み化がカギ
- スマートフォンのリマインダー機能を使う
- 外出時は必ずマウスピースケースを携帯
- 食後すぐの装着を習慣にする(コーヒーを飲んでから、など「行動トリガー」を決める)
もしものために知っておくと安心
緊急時の備え
- 旅行や外出時は1つ前のマウスピースも携帯
- 万が一紛失した場合も、焦らず歯科医院へ連絡
- 定期通院では必ず「ズレがないか」をチェックしてもらう
まとめ:装着忘れはすぐに対処&早めの相談が大切
マウスピース矯正の成功は「継続」と「管理」がカギです。万が一装着を忘れてしまった場合も、焦らず正しい対応をとれば治療全体に大きな影響を与えることは少ないでしょう。
大山歯科医院のマウスピース矯正の無料相談を実施しています。「自分はマウスピース矯正の適用になるのか?」「費用や治療費はいくらかかるの?」など、様々な疑問にお答えいたします。ぜひお気軽に無料相談にお越しくださいね。
