はじめに:見た目はいつ変わる?気になるマウスピース矯正のリアル
「マウスピース矯正でどれくらいで変化を実感できるの?」 「結果が出るまで長いの?」 これらは30代〜50代の成人中心の方によく聞かれる質問です。
本記事では見た目の変化を実感できる時期やその仕組み、注意点などをわかりやすく解説します。
1)見た目の変化を実感できるのはいつごろ?
個人差はあれど、多くは1ヶ月前後に変化を実感
矯正を始めてから、多くの方が1ヶ月前後に継続的な変化を実感し始めます。
この時期によくみられる変化
- 前歯の階段的なズレを感じる
- 防げていた歯がのじてきた感覚
- 歯の揺れや動きを体感
2)歯が動くしくみ:なぜ変化が起きるの?
マウスピース矯正は歯を平積的に動かす
マウスピース矯正は、マウスピースによって均等に歯に力をかけ、なるべく歯や歯周組織に負担をかけずに、徐々に歯を動かしていきます。
歯が動くメカニズム
- マウスピースが歯に決まった方向に力を加える
- 歯根膜や骨がその刺激に反応
- すこしずつ歯が新しい位置へ移動
3)見た目の変化が出る時期に差が出る原因
変化を実感するまでに時間がかかりやすい例
- 重度のガタガタ
- 歯槽骨の成熟度が高く動きがにぶりやすい方
- 大きな虫歯や補綴がある場合
歯並びの変化は矯正開始1月後には出ると述べましたが、上記のような歯並びの場合はこ変化を実感できるまで数ヶ月かかることもあります。そういったケースは比較的重度の症例のものとなります。そもそも矯正治療は時間がかかるものです。なかなか効果を感じられないからと言って、マウスピースを外してしまったりせず、歯科医師に指示されたように治療を継続していきましょう。
4)矯正の終了時期と後戻りについて
矯正が終わる直前が最も変化を実感しやすい
最後のマウスピースを付けた頃には、歯列がほぼ整った状態になり、見た目の変化を最も実感しやすくなります。また、この頃には周りの人にも歯並びが変わったことを気付かれることも多いでしょう。
注意!後戻りを防ぐための保定は必須
リテーナーの重要性
矯正終了後は、リテーナーを用いて歯列を保定しましょう。 これを怠ってしまうと、せっかく整えた歯列がまた元に戻ってしまう「後戻り」の原因になります。後戻りをしてしまうと、最悪の場合は再度矯正をする必要がでてきます。大山歯科でも、矯正後の後戻りをなんとかしたいと来院される方もいらっしゃいます。
おわりに
今回はマウスピース矯正では、どれくらいの期間で効果を実感するのか?という疑問にお答えしてきました。最近ではマウスピース矯正を始められる方が増えてきました。一方で、安易に矯正を始めてしまいトラブルになるといったことも聞かれます。矯正を始められる前には、必ず歯科医師と相談をし納得してから矯正を開始してください。
大山歯科では、矯正の無料相談をおこなっています。不安なこと、不明なことなんでもご相談ください。
