はじめに
「前歯だけ気になるけれど、全体矯正までは必要?」「部分矯正と全体矯正の違いがよくわからない…」 そんな疑問を持つ方は多くいらっしゃいます。特に最近はマウスピース矯正が普及し、見た目や手軽さから矯正治療に対する関心が高まっています。
この記事では、部分矯正と全体矯正の違いや選び方について詳しく解説します。症例別の適応や、治療の進め方、さらには部分矯正から全体矯正に切り替えるケースまで、わかりやすくご紹介します。
部分矯正とは?
部分矯正とは、前歯や数本の歯に限定して行う矯正治療のことを指します。多くの場合、審美的な改善が目的で、比較的短期間・低価格で行えるのが特徴です。
部分矯正の主な特徴
- 治療対象が限定的:主に前歯や目立つ箇所のみを矯正
- 治療期間が短い:3〜6ヶ月程度で完了するケースが多い
- 費用が抑えられる:全体矯正と比べて安価
部分矯正が適している症例
- 前歯の軽度なすきっ歯
- 軽度のねじれや傾き
- 以前の矯正後の後戻りの修正
ただし、かみ合わせや顎のバランスに問題がある場合は、部分矯正だけでは根本的な改善が難しいこともあります。
全体矯正とは?
全体矯正とは、上下すべての歯を対象に、かみ合わせのバランスや歯列全体を整える治療です。マウスピース矯正やワイヤー矯正など、治療方法も多様です。
全体矯正の主な特徴
- 治療対象が全体的:上下すべての歯にアプローチ
- かみ合わせの改善も可能:顎のズレや咬合異常も対応
- 治療期間が長め:1〜2年程度が一般的
- 見た目+機能の改善が目的
全体矯正が必要な症例
- 顎のズレによる不正咬合
- 重度の叢生(歯並びがガタガタ)
- 骨格性の問題を伴う歯列不正
- 奥歯のかみ合わせが崩れている場合
マウスピース矯正ではどう選ぶ?
マウスピース矯正(インビザライン・シュアスマイルなど)でも部分・全体両方の矯正が可能です。
部分矯正に向いているマウスピース矯正
- 軽微な歯列不正の改善
- 治療後の後戻りへの対応
- 審美的目的(前歯のみ)
全体矯正に向いているマウスピース矯正
- 全体的な歯列不正
- 顎のズレや咬合異常の改善
- 長期的な安定を求める場合
部分矯正から全体矯正への切り替えは可能?
結論から言えば「可能」です。ただし、以下のような注意点があります。
切り替え時のポイント
- 初診時に全体的な診断を受けることが重要
- 部分矯正を始めた後に、予想以上に歯の動きに影響が出るケースがある
- 治療計画の再設計と追加費用が発生することがある
- マウスピースの再作成が必要になる場合も
部分矯正を考えている方も、最初から将来的な拡張性を考慮して相談すると安心です。
青砥でマウスピース矯正を始めるなら大山歯科医院へ
青砥にある大山歯科医院では、部分矯正・全体矯正どちらのご相談も受け付けております。患者さまのライフスタイルやご希望、歯並びの状態に応じて、最適な治療法をご提案します。矯正相談は無料です。どんなご相談でもお気軽にお問い合わせください。
