はじめに
「マウスピース矯正って、どれくらいの頻度で交換するの?」「交換し忘れたらどうなるの?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、マウスピース矯正の治療の仕組み、アライナーの交換サイクル、リスクや注意点、そして交換を忘れないためのコツについて、わかりやすく丁寧に解説いたします。
マウスピース矯正の基本:どうやって歯が動くの?
アライナー(マウスピース)による段階的な歯の移動
- アライナーは1枚ごとにわずかに異なる形をしており、歯を0.25mmずつ動かします
- 数日~2週間ごとに次のステージのマウスピースへ交換
- 少しずつ連続的に動かすことで、歯列全体を整えていきます
- 歯科医師が専用ソフトで治療全体の動きをシミュレーションし、それに基づいてマウスピースが作られます
骨の再構築がカギ
- 歯は歯槽骨という骨の中に植わっており、その骨が再構築されることで歯が移動します
- 効果的に動かすには、一定時間以上の装着が必要です(目安は1日20〜22時間)
- サボると予定通りに動かなくなり、次のマウスピースが入らなくなることもあります。さらに、歯の動きが遅れることで矯正全体のスケジュールが狂い、治療期間が延びてしまうこともあります。また、動きが停滞することで歯や歯茎に余分な力が加わり、痛みや違和感が出ることも。日常的な装着の習慣を確立することが、スムーズで効率的な治療の第一歩です。
交換し忘れや遅れのリスクとは?
歯の動きが停滞・後戻りする
- 適切なタイミングで交換しないと歯の動きが止まってしまいます
- 長期間同じアライナーを使い続けると、歯が元の位置に戻る“後戻り”のリスクもあります
マウスピースが合わなくなる
- 予定より早く交換してしまうと、歯が十分に動いていないためアライナーが浮いてしまう
- 遅すぎても、次のアライナーがフィットせず、治療計画に支障が出ます
治療期間が延びる・追加コストがかかることも
- 予定どおりの移動ができないことで、治療終了が何ヶ月も遅れることも
- 再スキャンや追加アライナーが必要となり、再製作費用がかかるケースもあります
交換サイクルを守るコツ
1. アラームやカレンダーでスケジュール管理
- 交換予定日をスマホのアラームやカレンダーで管理することで忘れ防止
- Invisalign公式アプリ「My Invisalign」などで通知設定も可能
2. ケースや袋に番号や日付を記入
- 使用済と未使用を明確に区別できる
- ご旅行や外出時にも間違えにくいので安心
3. 家族やパートナーに協力してもらう
- 「次いつだっけ?」と気にかけてもらえるだけで忘れにくくなります
- 一緒に取り組むことでモチベーション維持にも◎
4. 定期通院を怠らない
- 歯の動きが予定通りかどうか、マウスピースの適合状態を確認できます
- 問題があっても早期対応できるので、結果として治療がスムーズに進みます
交換にまつわるQ&A
Q. 交換し忘れた日はどうすればいい?
→ 1〜2日程度の遅れなら、次のアライナーに進まず、その分装着日数を追加して様子を見ましょう。
→ 数日以上の遅れがある場合は、次のアライナーが合わない可能性があるため、歯科医院に連絡を。
Q. アライナーが合わないと感じたら?
→ 無理に押し込まず、すぐに歯科医院へ相談しましょう。再スキャンやリカバリープランの作成が必要な場合があります。
Q. 交換のたびに少し痛いけど大丈夫?
→ 軽い痛みや違和感は、歯が正しく動いている証拠です。ただし、強すぎる痛みは合っていない可能性もあるので、相談を。
まとめ
マウスピース矯正を成功させるためには、「交換サイクルを守る」ことが何より大切です。
- 通常は7〜10日ごとの交換が目安(装置によって変動あり)
- 交換が早すぎても遅すぎてもトラブルの原因に
- 自己管理がカギ!アプリやカレンダーを活用しましょう
大山歯科では交換タイミングや管理方法についても、初回カウンセリングからしっかりご説明し、通院ごとにフォローします。マウスピース矯正が初めてで不安な方も、安心してご相談ください。相談は無料です。ぜひお気軽に矯正相談のご予約をお取りください。


