マウスピース矯正

妊娠中でも矯正はできる?マウスピース矯正に関する注意点を徹底解説

はじめに

「妊娠中にマウスピース矯正ってできるの?」「赤ちゃんに影響はないの?」「矯正の途中で妊娠が分かったらどうするの?」と疑問や不安を抱える方も多いかもしれません。妊娠中は体調の変化が大きく、普段とは違う不安を抱えやすい時期でもあります。

そこで今回は、妊娠中におけるマウスピース矯正の可否や注意点、タイミング別のポイント、治療を始める前に知っておくべきリスクなどを、わかりやすく解説します。


妊娠中でもマウスピース矯正は可能?

基本的には可能。ただしケースバイケース

  • マウスピース矯正は、金属を使わないため体に優しく、妊娠中でも比較的安全に行える治療法です。
  • ワイヤー矯正と比べて調整回数が少なく、痛みも軽減されているため、通院の負担も少なく済む点がメリットです。
  • 妊娠前にスタートした場合でも、継続が可能なケースが多く、矯正を理由に治療を断念する必要は必ずしもありません。

妊娠時期による判断が重要

  • 妊娠初期(1〜12週):つわりがあったり体調が不安定になりやすいため、矯正開始は慎重に。すでに矯正中の方は、無理のない範囲で進めましょう。
  • 妊娠中期(13〜27週):体調が安定する「安定期」に入るため、矯正をスタートするには適したタイミングです。多くの歯科医院でもこの時期を推奨しています。
  • 妊娠後期(28週以降):お腹が大きくなり、長時間の診療が負担になることもあるため、通院計画や姿勢への配慮が必要です。

産婦人科医との相談は必須

  • 妊娠中のどのタイミングであっても、必ず担当の産婦人科医に相談しましょう。
  • レントゲンの使用や投薬の制限がある場合があるため、情報を共有することでリスクを最小限に抑えることができます。


どんな場合に矯正は避けるべき?

つわりがひどい、体調不安定な場合

  • 嘔吐や吐き気が頻繁にあると、マウスピースの装着が困難になったり、衛生状態を保ちにくくなる可能性があります。
  • 体調が優れない時期は無理に開始せず、症状が落ち着くのを待つのも選択肢です。

口腔内に問題がある場合

  • 妊娠中はホルモンバランスの影響で歯茎が腫れやすく、歯周病になりやすい傾向があります。
  • 矯正治療を始める前に、虫歯や歯周病の有無を必ずチェックし、必要があれば先に治療を行いましょう。

自己管理に不安がある場合

  • マウスピース矯正は、1日20時間以上の装着が必要とされるため、装着の自己管理が不可欠です。
  • 妊娠中は眠気や疲れが出やすく、マウスピースをつけ忘れたり、外す時間が長くなることもあるため、生活スタイルに合わせた慎重な判断が求められます。


妊娠中のマウスピース矯正で注意すべきポイント

通院頻度をあらかじめ相談しておく

  • 妊婦さんにとって通院は体力的な負担になることもあります。
  • 通院間隔を通常より長めに設定したり、オンライン診療を併用するなど、柔軟な通院プランを歯科医院と相談しましょう。

歯の動きに個人差が出ることも

  • 妊娠による体の変化(骨密度の変化やホルモンバランスの影響)によって、歯の動きに個人差が出ることがあります。
  • 担当歯科医と定期的に連携を取りながら、治療計画の微調整を行うことが大切です。

装着時間の自己管理を徹底しよう

  • 妊娠中は体調の変化でいつも通りの生活が送りにくくなるため、装着の習慣が乱れがちです。
  • アプリやタイマーを使って装着時間を記録・管理することで、忘れを防止できます。

ストレスをためないことも成功のカギ

  • 矯正治療自体がストレスになることもありますが、妊娠中はさらにストレス耐性が下がる傾向があります。
  • 無理なく、自分のペースで治療を進められるよう、周囲の協力や環境作りも大切です。


矯正中に妊娠がわかったらどうする?

基本的に中断の必要はありません

  • マウスピース矯正は取り外し可能で調整も少ないため、妊娠中でも継続しやすい治療です。
  • 装着に支障がなければ、スケジュール通りに治療を続けることも可能です。

スケジュールの柔軟な見直しを

  • 体調に応じてスキャン日を延期したり、アライナーの使用期間を延長することも可能です。
  • 一時的に休止しても、その後再開できる柔軟性がマウスピース矯正の魅力です。

中断しても再設計が可能

  • 一度治療を中断した場合でも、口腔内の状態を再スキャンし、計画を立て直すことで、再スタートが可能です。
  • 状況に応じてリカバリープランを組んでもらえるので安心です。


まとめ

妊娠中のマウスピース矯正は、「安全にできること」だけでなく、「どのように進めていくか」も重要なポイントです。

  • 妊娠の時期、体調、生活習慣に応じて柔軟に対応することで、安全かつ効果的な矯正が可能です。
  • 治療を始める前に歯科医と産婦人科医の連携を取り、双方の視点から計画を立てることが安心材料となります。

大山歯科では矯正の相談を無料で実施しています。不安なことがあれば、いつでもご相談ください。マウスピース矯正に関するご質問・ご予約は、お電話・Web予約からお気軽にどうぞ。

関連記事

最近の記事
  1. 妊娠中でも矯正はできる?マウスピース矯正に関する注意点を徹底解説

  2. マウスピースの交換サイクルとは?頻度と注意点を解説

  3. 治療前後でやるべき口腔ケアとは?成功のカギは準備と継続にあり

  4. 【マウスピース矯正】矯正中に歯が動きにくい原因とは?

  5. マウスピース矯正は一度に全部の歯は動かさないって本当?その理由と仕組みを解説

マウスピース矯正特設ページ
いびき・無呼吸症治療特設ページ