今回は「バイオフィルム」のお話です。
いきなり耳慣れない言葉が出てきましたが、
バイオフィルムとは、いわゆる「ヌメリ」のことです。
たとえばキッチンやバスルームの排水溝。
異臭を放つネバネバしたものがこびりついていたりしますよね。
ヌルヌルしたあのちょっといやな物体がバイオフィルムです。
一見お口や歯とはぜんぜん関係なさそうですよね。
でも、たまに感じませんか?
しっかり歯みがきしたはずなのに、なんかスッキリしない。
歯の表面や口の中がずっとヌルついている感じがする。
あの口の中のヌメリもバイオフィルムの一種なのです。
今「げっ!」って思いませんでしたか?
そう、非常に気持ちが悪く厄介なものがバイオフィルムなのです。
プラーク(歯垢のかたまり)などは「口腔バイオフィルム」と呼ばれます。
バイオフィルムは菌たちの砦のようなものです。
バイオフィルムに守られた菌たちは、
洗口液の殺菌成分が効きにくく、歯磨きでも簡単には落ちません。
健康な口腔内をずっと守っていくためにも、
毎日のこまめで丁寧なブラッシング・フロスと、
歯ブラシ・フロスの届かない隙間は検診・クリーニング、
その相乗効果で、大切な歯と全身の健康を守っていきましょう!